「お中元」は、8月の半ばの年中行事です。
今回はこの「お中元」を取り上げ、
・お中元とはそもそも何か
・お中元の相場
・お中元に魚はあり? それともなし?
について解説していきます。
お中元とは、室町時代から続く習慣のうちのひとつ
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お中元の歴史は非常に古く、室町時代にまでさかのぼることができるといわれています。
もともとは中国の道教の風習であり、それが日本に伝わって、日本でもお中元の習慣が根付いていくことになりました。
ただ、室町時代から始まったお中元ではありますが、現在のように「お世話になっている人に、感謝の気持ちを込めて物を贈り合う」という考え方や風習ができあがったのは、ずっと後のことです。
この風習は、町民文化が花開いた江戸時代から芽生え始めたものだと考えられていて、それが現在にも受け継がれるかたちとなりました。統計をとったわけではありませんが、現在でお中元の贈り物を交わし合う人の場合は、「宗教的な儀式」というよりも「夏のごあいさつ」といった意味合いで行っていることの方が多いのではないでしょうか。
お中元の相場についてみていきましょう。
お中元の相場は、「贈る相手」によって異なります。
ただ、比較的よく選ばれているのは、3000円~5000円のものです。
このくらいが、「もらった相手に心理的な負担をかけない」と考えられているからです。特に友人や知人などに関しては、このくらいのお中元が相場となるでしょう。
「非常にお世話になっている相手である」「会社から会社に対して贈るお中元である」という場合は、10000円を超えるものを贈ることもあります。ただし、ビジネスの場では「職務上の規約によって、お中元やお歳暮のやり取りは禁じられている」としているところもあります。このため、勝手に判断して贈ることは慎みたいものです。
お中元に魚を贈ろう!その理由と選び方
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お中元の至適品としては、
・ビールやジュースなどの飲み物
・ハムやソーセージなどのグルメセット
・季節の食べ物
などが人気です。特に、ビールは不動の人気を誇ります。
少しユニークな話としまして、ビールが「お中元の至適品」として取り上げられるようになったのには、「技術の進化」が関係しているとするものがあります。
昭和の時代に「三種の神器」として「冷蔵庫・テレビ・洗濯機」が一般家庭に普及していきました。このときに、「家で冷やして飲むビール」が非常においしいと認識されるようになったこともあり、ビールが急激に普及していったのだといわれています。
ハムやソーセージなどのグルメセットも、非常に高い人気を誇ります。
お子さんなどにも愛されているうえ、お弁当などにも活躍させられるものだからです。
日本では、「季節感」を非常に大切にします。お中元においても同じことで、季節の果物などが非常に喜ばれます。夏を旬とする果物を贈るとよいでしょう。
また、涼感を漂わせるゼリーなども、お中元に贈るものとして愛されています。
ただ、この「お中元に向くアイテム」のなかに、「魚」も加えることができるのではないでしょうか。
魚は、非常に栄養に富むものであり、健康的な食材です。肉に比べてカロリーが低いものも多く、ダイエットを考える人でも口に運びやすいものです。
また、さっぱりと食べられるものも多く、食欲が落ちてしまいがちな夏場にも向いています。
魚は、非常に健康的な食材としても知られています。たんぱく質が豊かに含まれているうえに、DHAなども豊富に含まれており、健康を意識したい人に取り入れやすい食材です。
相手の健康を思いやって贈り合うお中元には、非常に向いているものだといえるでしょう。
また、日本人は「縁起」を大切にします。
出世魚として名高いブリや、「めでたい」に通じるタイ、慶事の色である「赤色」を持つサーモンなどは、この「縁起の良い食べ物」に分類されるでしょう。
なお、魚の欠点として、「骨があって食べにくいこと」が挙げられます。
このような欠点をフォローするべく、現在は「骨をすべて抜いた魚」も販売されています。このような骨抜き魚ならば、ご高齢の方がいらっしゃるご家庭でも、また小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でも、重宝されます。骨を喉に刺さらせる危険性もないので、安心して召し上がっていただけるでしょう。
ちなみに、足がはやくて腐りやすいイメージのある魚ですが、加工済みの魚ならばそのような心配もいりません。
神楽饗では、お中元に最適な魚の詰め合わせセットをご用意しています。なお、すべての魚は一本ずつ丁寧に骨を抜き、「骨抜き魚」に仕立て上げられています。
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鍋谷萌子
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