今や国民病ともいえる「花粉症」は、多くの人にとって悩みの種といえるでしょう。
鼻はぐすぐすするし、涙は出てくるし、目は真っ赤になってかゆくなるし……ということで、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。場合によっては日常生活を営むことすら難しくなるこの「花粉症」に対して、魚が効果的だという事実をご存知でしょうか？

魚に含まれているエイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸とは

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魚にはEPA（エイコサペンタエン酸）とDHA（ドコサヘキサエン酸）が入っています（エイコサペンタエン酸は「IPA」「イコさペンタン酸」とも記されますが、ここでは「エイコサペンタエン酸」の表記に統一します）
エイコサペンタエン酸もドコサヘキサエン酸も必須脂肪酸のうちの1つであり、体内で作り出すことのできないものです。この2つはしばしば一緒に取り上げられるもので、非常に「仲がよい」脂肪酸だといえるでしょう。なおほかの必須脂肪酸としては、「リノール酸」「α―リノレン酸」「アラキドン酸」が挙げられます。「体内で作り出すことのできない必須脂肪酸」であるエイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸は、食べ物のかたちで体に取り入れていく必要があるものだといえます。

エイコサペンタエン酸が不足すると、体の中に中性脂肪や悪玉コレステロールが増える可能性が高くなります。またドコサヘキサエン酸が不足した場合、記憶力が落ちたり、学習能力が下降したりすることもあります。ここでは大きくは取り上げませんが、胎児や小さなお子さん（乳幼児期）の発育にも関わってくる成分であるため、ドコサヘキサエン酸の摂取量が極めて少ない場合は、これらの能力の伸びに悪影響がでるとされています。このようなことを避ける目的で、「妊娠中や育児中の人は、ドコサヘキサエン酸を多く摂取するように」と呼び掛けている専門サイトもあります。

このエイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸は、魚本体だけでなく、サプリメントなどにも取り入れられています。とりやすい方で取っていくのも一つの選択肢ですが、もっとおいしい「食事」からとるようにするとより良いでしょう。

花粉症と魚の話

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ここからは実際に、「それでは、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸がどのような働きをするか」について解説していきましょう。

エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸が体に入ると、血行が良くなるとされています。エイコサペンタエン酸は赤血球が表面の柔らかさを出せるようにするためにも使われています。これによって赤血球は、血管の中をスムーズに流れることができるようになるのです。またこの働きは、血糖値や高血圧が気になる人などに特に有用です。

また、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸は花粉症対策としても役立つのではないかと考えられています。エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸は、アレルギー症状の原因となるロイコトリエン（受容体と作用することにより、気道を狭くしてしまうもの）の発生を抑制することができると発表されました。アレルギー辞退の発生リスクを、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸は抑えてくれるわけです。

このような効果を持つことから、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸を含む魚は花粉症に対して有用に働くとされてきました。

ただ、問題もあります。
魚はフライにして食べることもあるかと思われますが、この調理方法を取った場合、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸のうちの半分程度が失われるとされています。煮たり焼いたりした場合でも20パーセント程度が失われますが、これはキッチンペーパーやアルミホイルを下に敷いて焼くことである程度対応することができます。
また、干物などの加工品にした場合、ヒスチジン（ビタミンの一種であり、交感神経に働きかけるもの）によってアレルギーに似た症状が出やすくなることにも気を付けなければなりません。
※異常が見られた場合は、すぐに病院にかかってください。

このようなことから、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸を効率よく取り入れる方法としては「刺身」が一番良い、とされています。しかし刺身だけでは飽きてしまいますし、第一長持ちもしません。毎日刺身を買ってくるのも大変です。

そのような悩みを持つ人におすすめなのが、「熟成魚の通販」です。

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熟成魚は、冷凍状態ならば2か月程度保管できます。また冷蔵庫に移した後でも、2～3日程度は持ちます。クッキングシートを使えば成分の流出を防ぐこともできます。
さらに熟成魚は食味に優れていて、どんな人にも愛されるという特徴もあります。楽しくおいしく食べて、免疫力をアップさせることができるのです。
神楽饗では数多くの魚を扱っています。そのなかでも、ぶりは特に多くのエイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸を含んでいます。花粉症対策ならば、これを選ぶとよいでしょう。

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https://www.nikkei.com/article/DGXDZO35794050R21C11A0MZ4002/
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https://www.otsuka.co.jp/college/nutrients/epa.html
https://www.orthomolecular.jp/nutrition/epa-dha/