卒寿のお祝いに絶対おすすめしたい食べ物とは?

卒寿のお祝いに絶対おすすめしたい食べ物とは?

数多くある「長寿のお祝い」は、それだけ多くの人が大切な人の長生きを願ったことの証明でもあります。また同時に、それが難しかった時代の名残ともいえるでしょう。
今回はその数多くある「長寿のお祝い」のなかから、「卒寿」を取り上げて、その成り立ちやテーマカラー、贈りたい食べ物について解説していきます。

「卒寿」とは、90歳のお祝いを指す言葉です

「卒寿」とは、90歳のお祝いを指す言葉です

https://pixabay.com/ja/
画像引用:Pixabay

長寿のお祝いのひとつである「卒寿」は、「そつじゅ」と読みます。90歳を迎えたことをお祝いするものですが、ほかの長寿のお祝いと同様、満年齢(90歳)で数える場合と、数え年(89歳)で数える場合の2通りがあります。現在は前者の満年齢で数えるケースが多いと思われますが、もちろん後者の数え年で数えても問題ありません。

90歳のお祝いが「卒寿」と呼ばれるようになった理由は、卒寿の「卒」という漢字にあります。これは俗字で「卆」と書きます。この「卆」を分解すると「九」と「十」に分けられることから、「卆寿=卒寿=90歳のお祝い」とされるようになりました。ちなみに、80歳を表す「傘寿」もまた、卒寿と同じように、「傘」という字の俗字が「八」「十」と読めるところからこう名付けられました。

長寿のお祝いには、それぞれ「イメージカラー」があります。卒寿の場合のイメージカラーは、紫色あるいは白色です。
紫色は「高貴で上品な色」とされており、昔から重んじられてきた色です。このようなことから、卒寿の色=紫色とされたと考えられます。ちなみに、「古来稀なり」から取られた「古稀のお祝い」なども、この紫色をイメージカラーとします。
一方で、卒寿のイメージカラーを「白」とする説もあります。これについて知るには、卒寿の次の長寿のお祝いである「白寿」に目を向けるとよいでしょう。「白寿」は「百」から一本線を除いた「白」という文字を使って、99歳を示す長寿のお祝いとされています。この白寿のお祝いのイメージカラーは、文字通り「白色」です。また白寿の次にある「百寿(紀寿とも)」のお祝いのイメージカラーも白色です。
90歳である「卒寿」は、この「白寿」「百寿」に近いとされたことから、白色もまた卒寿のお祝いのイメージカラーとなりました。

「紫色の方が卒寿にふさわしい」「白色の方が卒寿にふさわしい」と議論することは、あまり意味のあることではありません。どちらでも構わないので、ご家族の好みや、ご本人の好みで選び分けるとよいでしょう。もちろん、両方の色を取り入れた花束などを贈っても構いません。

卒寿のお祝いの食事は、必ず相手の健康状態を確認して

卒寿のお祝いの食事は、必ず相手の健康状態を確認して

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かつて「古来稀なり」と言われた70歳の古稀のお祝いは、現在では珍しいものではなくなりました。平均寿命が延びてきた現在、日本人の平均寿命は84歳にまでなっています。
ただこれを踏まえても、「ほとんどすべての人が卒寿を迎えられる」とはいえません。特に男性の平均寿命は80歳に届かないくらいです。卒寿を迎えた人であっても、若いときとまったく変わらない食生活を送れる人は、決して多くはないでしょう。

そのため、卒寿のお祝いをする場合には相手の食事の状況などを確認することが必須となります。本人に確認できればよいのですが、難しい場合は一緒に住んでいる人(介護状態であるならば、介護を主に担当している人)に状況を確認してください。「本人は食べたがっているが、健康上の理由で食べさせられないもの」を贈ってしまうと、逆にがっかりさせてしまいかねません。

「特に問題はない」という場合でも、脂分が極めて多いものや甘すぎるもの、刺激が強すぎるものは避けるようにした方が賢明です。骨が多い食べ物や喉につまりそうなものは避けて、舌と喉と胃腸に優しいものを選ぶようにします。
また、「確認した段階では問題がなかったが、贈った後に食事制限がかかった」などのような状況になることも考慮して、「同居しているほかの家族も楽しんで食べられるもの」を選ぶとよいでしょう。

神楽饗の魚ならば、脂分もそれほど強くなく、甘すぎず、刺激も強すぎず、しかも骨もなく、卒寿を迎えた人であっても食べやすいといえます。また老若男女問わずに食べられるものですし、お酒にもご飯にもよく合います。ご家族と一緒に楽しめるので、卒寿のときのグルメのお祝いに最適です。
また神楽饗では数多くの贈答品セットをご用意していますが、卒寿のお祝いに贈るのであれば、特に「低温熟成魚6枚セット【大江桜】」がおすすめです。これはサーモンと銀鰈を3枚ずつ詰め合わせたセットです。銀鰈は美しい白色を持っているため、卒寿のイメージカラーのひとつである「白色」を連想させます。またサーモンは「紅」色を持っているため、サーモンと銀鰈でおめでたい「紅白」を作ることもできます。

神楽饗の「低温熟成魚6枚セット【大江桜】」はこちらから
https://shop.kagurakyo.com/i/K0033

もちろん、ほかの贈答品セットもご利用いただけます
https://shop.kagurakyo.com/ic/set-of-6-child

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。