紀寿のお祝いに絶対おすすめしたい食べ物とは?

紀寿のお祝いに絶対おすすめしたい食べ物とは?

数多くある長寿のお祝いのなかでも、やはり「紀寿」は特別なものだといえるでしょう。
節目となる年のお祝いであるこの「紀寿」を取り上げて、ここでは

・紀寿とは何歳のお祝いのことか
・紀寿のいわれ
・紀寿のテーマカラー
・紀寿のお祝いのときに贈りたいもの

について解説していきます。

「紀寿」は「百寿」とも。100歳のお祝いです!

「紀寿」は「百寿」とも。100歳のお祝いです!

https://pixabay.com/ja/
画像引用:Pixabay

長寿のお祝いはいくつもありますが、そのなかでもとりわけ「紀寿」は特別なものです。
紀寿は「100歳(かつては数え年で換算していましたが、今は満100歳でお祝いするケースが多いといえます)」のお祝いのことをいいます。ちなみに厚生労働省が出したデータによれば、100歳を超えている人の人数は80450人だということです。この統計がとられた最初の年である1963年にはわずか153人しかいなかったといわれていますから、この数字がいかに大きいものかがわかるでしょう。

「紀寿」という言葉は、「一世紀」の「紀」から来ています。一世紀を生きたことのお祝いとして作られたこの紀寿ですが、別の言い方としては「百寿」「百賀」があります。百寿・百賀は文字通り「百歳」を意味することから来ています。
なお、長寿のお祝いの文化自体は中国から伝わってきたものだとされていますが、おそらくそのころにはこの紀寿のお祝いはなかったのではないかと推察されています。当時は今よりもずっと人の寿命が短く(だからこそ、現在では大多数の人が迎える「還暦」がおめでたい節目されたり、古稀が「古来稀なる」という詩から来たりしたのだと思われます)、100歳を迎える人は皆無といってよいほどでした。
そのため、節目となる年ではあるものの、紀寿というお祝いの概念が出てきたのは、かなり現在に近づいてからだと思われます。このようなことから、「紀寿という考え方は、日本独自のものである」とみている人もいます。

なおここまで「年齢」で区切る賀寿のお祝いについて解説してきましたが、実は賀寿のお祝いは、「下寿」「中寿」「上寿」というもっと大きな区切りで分けるとする説もあります。この分け方の場合は、「下寿」は60歳以上80歳未満、「中寿」は80歳以上100歳未満、そして「上寿」は100歳以上を表すとしています。つまり、紀寿からは、もっとも上のお祝いである「上寿」に分類されるというわけです。

さて、この紀寿のときのお祝いのカラーですが、これは基本的には「白色」です。紀寿の一歩手前のお祝いは「白寿」ですが、これと同じように紀寿の場合も白色をテーマカラーとします。ただ、「百」は「もも」とも読むことから、桃色もまた紀寿のお祝いのテーマカラーとされています。



出典:
健康ひょうご21県民運動ポータルサイト「健康づくり情報・基礎知識」内「男女別百歳以上高齢者数の年次推移」(厚生労働省)
https://www.kenko-hyogo21.jp/health_knowledge/11447/

紀寿のお祝いのときにはどんなものを贈ればよいのか

紀寿のお祝いのときにはどんなものを贈ればよいのか

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紀寿のお祝いのときには、テーマカラーに基づいたものを贈るとよいでしょう。テーマカラーに合わせて花を贈るという選択肢は、特におすすめです。生花もよいのですが、ずっと色あせることなく、枯れることもないプリザーブドフラワーは、特に紀寿のお祝いに最適です。花粉や匂いを散らすこともないので、病院や施設にも持ち込めます。

また、アルバムを贈るのもよいでしょう。ご本人のアルバムをお渡しするのもよいものですが、お孫さんやひ孫さんのはつらつとした姿を写し取った写真を入れたアルバムも非常に喜ばれます。アルバムもまた、プリザーブドフラワー同様、病院や施設に持ち込むことができます。

お体の状態にもよるのですが、可能ならばご家族みんなでお祝いのパーティーをすることも検討してみましょう。みんなで顔を合わせてお祝いできることは、ご本人にとってもご家族にとっても非常に良い思い出になります。
このときに一緒に食事をすることも多いかと思われますが、紀寿ともなると、食事に制限がかかっている可能性が極めて高いといえます。そのため、事前に必ず「経口での食事はできるか」「できるのであれば、固形物は食べられるのか、それとも流動食になっているのか」「食材に制限はあるのか」などを必ず確認するようにしてください。

パーティーを行う場合は、ご本人と一緒に食卓をご家族で囲むことになるかと思われます。そのときには、おめでたい食材を中心に食卓を作るとよいでしょう。紀寿のお祝いのテーマカラーである「白色」「桃色」をテーマにした食材を選んだり、縁起の良い食材を選んだりすることをおすすめします。
また、紀寿のお祝いをする場合、ご本人のお子さんも相当なご高齢であることが予想されます。なかには「食事は一緒にとることができるが、喉に詰まりそうなものなどは避けた方が良いと言われている」という方もいることでしょう。
そのような場合は、「テーマカラーを踏まえつつ、縁起が良いもので、かつ食べやすく安全性の高いものを選ぶこと」が重要になってきます。

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。