敬老の日に魚を贈るなら鮮魚と熟成魚どちらを選ぶ?

敬老の日に魚を贈るなら鮮魚と熟成魚どちらを選ぶ?

「グルメギフト」は非常に人気のある選択肢であるため、敬老の日にこれを贈りたいと考える人もいるのではないでしょうか。また、そのなかでも「魚」は、ご高齢の方の体調や健康への配慮ができるという意味で非常におすすめのものです。

ただ、ここで一つの疑問が生まれます。
それは、「鮮魚の方がいいか、それとも熟成魚(漬け魚)の方がいいか」というものです。
ここではできるだけ公平な視点で、この2つの魅力について解説してきます。

鮮魚の魅力を知りたい! どんなメリットがある?

鮮魚の魅力を知りたい! どんなメリットがある?

https://pixabay.com/ja/
画像引用:Pixabay

まずは、鮮魚のメリットについて解説していきます。

1.形がそのまま残るものが多いので、お祝いの席にぴったり
2.漬けに加工しにくい魚であっても贈ることができる
3.新鮮な食感が楽しめる

それぞれ見ていきましょう。

1.形がそのまま残るものが多いので、お祝いの席にぴったり

鮮魚のもっとも大きなメリットの1つが、「形がそのまま残るものが多い」という点にあります。
たとえばタイやカニは非常に美しい形と色を持ちますが、これが「尾頭付き」「真っ赤な殻の色」を保った状態で届けることができます。お祝いの席では特に「赤色」が喜ばれますし、尾頭付きの立派な魚が喜ばれますから、これは大きなメリットです。

2.漬けに加工しにくい魚であっても贈ることができる

熟成魚(漬け魚)には、どうしても「熟成魚(漬け魚)に向く魚」が決まってきているというデメリットがあります。もちろん定番のもの以外を漬けにしているお店もないわけではありませんが、それでも選択肢はぐっと狭くなります。
しかし鮮魚の場合は、漬けとして加工しにくいものであっても、そのまま届けることができます。

3.新鮮な食感が楽しめる

鮮魚だけが持つぷりぷりした食感は、非常に大きな魅力です。また、こりこりした食感を持つものや、はりはりとした歯ごたえのある魚も多くみられます。
このような「食感の独自性」は、鮮魚だけが持つ大きな長所だといえるでしょう。

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熟成魚(漬け魚)の魅力も知っておきたい! 「食べやすい」は大きな魅力です

熟成魚(漬け魚)の魅力も知っておきたい! 「食べやすい」は大きな魅力です

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ここまでは「鮮魚の魅力」について解説してきましたが、対比される「熟成魚(漬け魚)」にももちろん数多くの魅力があります。
ここからは、熟成魚(漬け魚)を敬老の日に贈るメリットについて解説していきます。

熟成魚(漬け魚)を敬老の日に贈るメリットは、以下の通りです。
1.日持ちがして、保管も簡単
2.骨をすでに処理しているものが多く、安心して食べられる
3.うまみが強く個性も出るうえ、調理の手間もかからない

1.日持ちがして、保管も簡単

鮮魚は、「鮮」という文字がついていることからもわかる通り、非常に賞味期限が短いものです。基本的には、冷蔵庫で保管して1~2日後には食べきらなければなりません。また保管も難しく、ドリップのコントロールなども行わなければなりません。
しかし熟成魚(漬け魚)の場合は、すでに調理済みであるためこのような心配はいりません。たとえば神楽饗の熟成魚(漬け魚)の熟成魚(漬け魚)の場合、冷凍庫で60日間、解凍した後も3日程度は日持ちします。

2.骨をすでに処理しているものが多く、安心して食べられる

「すべての熟成魚(漬け魚)は、すでに骨を処理してある」とまでは言い切れませんが、少なくない数の熟成魚(漬け魚)がすでに骨を抜いた状態で販売をしています。神楽饗でも、骨を一本いっぽん丁寧に抜き去ったうえで加工しています。また、焼き上がりもしっとりふっくらしており、食べやすいといった魅力があります。
このため、骨が喉に刺さるなどのリスクがありません。ご高齢の方の場合、骨が食べにくい状態だったり、硬い身が食べにくかったりしますが、熟成魚(漬け魚)ならばこのような問題もクリアできます。

3.うまみが強く個性も出るうえ、調理の手間もかからない

熟成魚(漬け魚)は、西京味噌や麹に漬け込んで加工します。このためそれぞれが独自のうまみを持ちます。同じ「熟成魚(漬け魚)」であっても、「どのような床に漬け込むか」「何日間漬け込むか」で味が異なります。熟成魚(漬け魚)は、熟成魚(漬け魚)でしか出せないような個性と、強いうまみをもって人の舌を満足させてくれるものです。この「味わい」を重視して、熟成魚(漬け魚)を選ぶ人も多くいます。
また、熟成魚(漬け魚)はすでに加工してあるため、調理の手間もいりません。鮮魚をさばくような手間・時間をかけることなく、焼いてすぐに食べることができます。

鮮魚にも熟成魚(漬け魚)にも、それぞれ良い面があります。最終的には「好み」で選び分けることになりますが、大切な人のことを考えてプレゼントを選ぶ時間は、非常に楽しいものです。敬老の日のプレゼント、ぜひ楽しみながら選んでくださいね。

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。